プミちゃんが数多のエクレアと、イチゴが乗ったケーキを世に送り出した活躍から、数週間の時が経っていた―――。
あれから、虎視眈々と面接の機会を伺っていたプミちゃんに、一通のメールが届いた。
「プミちゃん、面接に行く」のちょこっと補足
本来、就活をする者にとって、面接の合否なる部分はもっともデリケートな所である。
もし、面接に受かっていないのなら、そんな事実は知りたくもないし、できるだけそっとしておいてほしい。
それでもなお、会社という組織が、個人宛に不採用通知を送るというのなら―――
できるだけ落とした本人を傷つけないように、細心の注意を払った上で不採用通知を送るべきだ。
プミちゃんがそう考えていたかどうかは分からない。
しかし、一つだけ確かなことは、そんな重要な通知をテンプレートのまま送ってくるような、いい加減な面接官にプミちゃんは落とされてしまったということである。
ちなみに、自分自身のご褒美に買っていたデパートのお菓子代は、プミちゃんが以前勤めていた会社の貯金を切り崩して買っているのである。(そこは親に頼っていないのだ!)
しかし、まだ就活の終わりが見えていないのに、自分自身へのご褒美など買っている場合ではなかった。
果たして、プミ代の就職活動に明るい未来はやってくるのであろうか?!