このお話は「スピードアップ☆」からの続きの話です。
「さらばケーキ工場」のちょこっと補足
(ケーキ工場でバイトすると、余ったケーキを貰えるんじゃ・・・?)
そんな甘い期待を胸に、少し大きめのリュックサックを背負ってケーキ工場にやってきたプミちゃん。
しかし、世の中はケーキみたいに甘くなかった。
ケーキが貰えたのは一部のゆとりのある工程にいた土星人だけだったのだ。
「ケーキは貰えなかったけど、多くのエクレアを世に送り出すという社会的意義はあったじゃない」
そんな言葉を誰かに言われたとしても、きっとプミちゃんは納得できないだろう。
驚くほど軽いリュックサックを背負って、プミちゃんは家路へ向けてとぼとぼと歩いていった・・・
こうして、プミちゃんの長いようで短かかったケーキ工場の一日アルバイトは終わった。